その佇まいより古き良き時代を想ふ
産業革命により大きく発展を遂げた欧米に追いつくため、西洋の文物・制度を取り入れて急速に近代化した明治〜大正時代。 西洋から多くの新しいモノ・技術が入ってきたため、日本の建築にも大きな影響を受けました。 オイルランプがガス灯・電灯に変わって夜も明るくなり、建具は紙障子に代わってガラスが入ったりと住宅も様変わりしました。 外国人の建築技師を招待して、石と煉瓦の正統的な西洋建築によって政府の重要な庁舎が建てられるなか、そのほかの建築は日本人の大工によって見よう見まねで洋風の建物が数多く建てられました。 木と漆喰を使い日本の伝統技術を駆使した和洋混交の洋風建築は疑洋風建築とも呼ばれています。 純和風建築でも純洋風建築でもない独創性に満ちた建築は、現在ではむしろ斬新さをも感じるものと言えます。
製品についてAbout productマツ浪漫ドアは明治〜大正時代の雰囲気を取り入れた木製の室内ドアです。
伝統と新しいものが融合し、自由で独創的なものが生み出された古き良き時代。その時代の雰囲気を出すためにドアの框には柾目の板、鏡板は横向きとして板目の板を採用しています。 細かいところですが鏡板を横向きにすることで、和風の雰囲気を残しつつ、現代的なデザインにもマッチするデザインになりました。
そのほか格子デザインや型ガラスの模様など随所にこだわりを詰め込みました。
また、和にこだわるドアの素材には国産のあづみの松を使用。信州・長野県で生まれた、植林によらない自然の営みと、手入れを繰り返しながら成長した、日本生まれのアカ松です。
仕上げはお好みで、木目を活かした塗装にしても良し、木目を塗装で塗りつぶしてしまってもまた良し。あなたの想う古きよき時代を創造してください。
使用例Garrelyマツ浪漫ドアは和風にも洋風にも違和感なく溶け込むようにデザインされています。実際の使用イメージをご紹介します。※画像クリックで拡大表示します